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日本の無患子

ムクロジと数珠のお話し

こんにちは。
皆様はムクロジの種を見たことがありますでしょうか。
ムクロジの種は黒くてとても硬くなかなか割れずその特徴から縁起物として扱われてきました。
また、諸説ありますが数珠の起源としても語り継がれています。

昔、「霊鷲山」(お釈迦様が法華経などを説いた地)におられたお釈迦様のもとに波瑠璃国の使者が来て、『我が国は小さくて、しきりに他の国から攻められ、そのうえ疫病が流行して国民が困窮しており、国王が腐心しております。 なんとか逃れる方法はないものでしょうか』と教えを乞うたのに対して、お釈迦様が波流離国の王に「もし、煩悩・業苦を滅し去ろうと欲するなら、モクケンシの実、百八個を貫き通して輪を作り、それを常に持って行住坐臥に渡って一心に佛法僧三宝の名を唱えてモクケンシの実を一つ繰り、また唱えて実を一つ繰るということを繰り返しなさいそのようにするならば、煩悩・業苦が消滅し功徳が得られるであろう」
お釈迦様は手ずからムクロジ108個を繋いだ数珠をお作りになり 薬師如来・大日如来や十大弟子に配ったそうです。これを常に身に着け、念仏を唱えるようになったことで国は治まり、人々も豊かで幸せな生活ができるようになったと言われています。 モクケンシの実は、現代では「無患子(ムクロジ)」

私もムクロジで皆様の幸せを願っています。

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